かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

大阪といえば通天閣  土曜日

 今日は東京に住んでいるAさんと、大阪府下に住んでいるBさんと、通天閣の下にある坂田三吉の「王将」の碑の前で、午前11時に待ち合わせをしました。

私が待ち合わせ場所に行ったのは10時45分頃。

Bさんが来たのは10時50分頃。

Aさんは10時半にはもう、来ていたそうです。

AさんとBさんとは初対面ですが、二言三言の挨拶でもう、昔からの友人のようになりました。

 その後、何処で飲んで食べて駄弁(だべ)ろうかと新世界をウロウロして、Yに入ることにしました。

まずはビールで乾杯。

Aさんが最初にオーダーしたのは、もやしニラ炒め。

Bさんがオーダーしたのは、私の勧めでとん平焼き。

私が頼んだのはイワシの大葉包みフライ。

 Aさんが言うのには、「大阪のもやしはシャキシャキ感はあるけれど細い」とのこと。東京のもやしはもっと太いそうです。

Aさんも、Bさんも、とん平焼きを食べるのは初めてとのこと。

私達は生ビールのお代わりをし、付き出しの追加もしたけれど、特に美味しいものはなかったです。

本当にとりとめのない話をし、会計を済ませて外に出て見たら、隣の店のOは何故か若い子達で順番待ち。

Aさんの話では、多分ネット上で評判になっているだろうとのこと。

 

 私は居酒屋1軒だけ付き合って家に帰ろうと思っていましたが、銭湯に行くつもりのAさんとBさんに「一緒に行こう」と誘われて、銭湯に行くことになりました。

2人は新世界の銭湯、ラジュウム温泉に最初は行く予定でしたが、私が「和光温泉に行こう」と提案をして、和光温泉に行くことにしました。

 銭湯に行く途中、Aさんは新世界のあちらこちらをパチパチ、デジカメで撮っていました。

 

 ジャンジャン町を歩いている時、Bさんが「あっ、お父さん!」と椅子に座っていた串カツ屋のお父さんに声をかけると、お父さんが私の顔を見て、「かけふちゃん!」と。

私はここで、やっと、串カツ屋のお父さんだと気が付きました。

Bさんが、「お父さんは幾つになりました?」と聞けば、「昭和8年生まれの89才や」とのこと。

かけふの店をオープンする時はお父さんに大いにお世話になったので、店をやめてからはお父さんが元気かどうか、凄く心配をしていたので今日、会えて私は嬉しかったです。

 「写真を撮って上げるから」と、Bさんが言ったので私はお父さんと並んで立ったけれど、お父さんが随分、小さくなっていたのでちょっと、悲しかったです。

でも、私のことを覚えてくれていたので私は最高に嬉しかったです。

 

 和光温泉は結構、人で混んでいたけれど浴場はあちらこちらでガタが来ていました。

各洗い場にあるシャワーの水はチョロチョロ流れっ放し。

独立してあるシャワーは栓が外したまま使えない状態でした。 

 

太っているAさんに、「死海風呂に入ってごらん、体が浮くよ」と勧め、Aさんが入ったら単なる風呂でした。

塩も入っていず、太っているAさんは沈んでしまいました。

私は昔の面影のない銭湯を目の当たりして悲しくなってしまいました。

でも、露天風呂だけは昔のままで広く、湯の温度もちょうど良くて気持ち良かったです。

 

 でも、脱衣場の椅子に3人で座って談笑をしていたら、「かけふさん!」と声を掛けてくれた人が、よく見るとC君。

C君はてっきり、熱海の彼氏の所に行ったものだと思っていたら、今は玉造に住んでいるそうです。

これまた、なつかしくて、嬉しかったです。

 

 私は地下鉄動物園前駅でAさん、Bさんと別れて帰って来ました。

その後、AさんとBさんは2人で新世界の某ゲイスナックに飲みに行きました。

 

 私は今、日記を書いていますが生ビールを小さなジョッキで3杯飲んだ影響で、上手く日記が書けないと同時に、3人で一所懸命、話をしましたが何を話したのか忘れてしまいました。

 

今日は4年振りにAさんと会え、串カツ屋のお父さんにも会え、C君にも会え、凄く嬉しい一日でした。

 

 Aさんは月曜日に東京に帰るとか、大阪を楽しんで帰って下さいね。

Aさん、またの来阪の折は又、声を掛けて下さい。

それまでに大阪で美味しい店を探しておきます。

 

 「友あり遠方より来る、また楽しからずや」

本当に今日は楽しかったです。 楽しい思い出がまた出来ました。

ゲイ同士って、どうしてこんなにも本音で話し合えるのか、不思議です。

明日も、素晴らしい一日が訪れますように。