かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

いかがわしいサウナ  月曜日

 特に原因は判らないけれど時々、気持ちがふさぐ日があります。

大きな原因が1つではなく、気にも留めないような小さな原因が幾つか重なって気がふさぐのだと思います。

今日は一日、気持ちが晴れることもなく、バタバタしていた一日でした。

 

 話は飛躍しますが皆さんは聞いたことないですか? 

お爺さんが物を食べている時、カタカタと入れ歯が鳴るのを。

私も最近、ガタガタなる時があります。

私の場合は総入れ歯ではなくて部分入れ歯(上下ともブリッジ)ですが、ほん時々、鳴ります。

自分で、年相応だなと思いつつ食事をしています。

 

 ちょっと、しつこいようですが、昨日の日記に書いたNHKテレビの番組「ねほりん・・・」に登場をした手配師ですが、現在は刑務所帰りの人達が社会復帰をめざす厚生施設で働いているそうです。

 

 そこで今日も、サウナの話を書きたいと思います。

私が40半ばの頃、飲みに行っていた居酒屋がありました。

居酒屋は天神橋5丁目近くにあり、店をしていたのは私の知り合いのオバチャンでした。

その頃は天王寺区に住んでいたので飲みに行くのは月1でした。

行くうちに他のお客さんとも親しくなり、居心地の悪くない状態でした。

 

 店のカウンターはコの字になっていて、ある時、私はコの字の一番端っこに座って飲んでいました。

その席の前には物が置いてあって皆からは見えにくい所でした。

そこに座っている時、時々見かける男(私より年上)が私の隣に座りました。

彼は私に話しかけて来ました。

「自分は鶴橋のサウナの3階で寝起きをしている」と。

そして、彼は、「クロスワードパズル」を作って新聞社や、雑誌社に売って暮らしていると、言い、「尻(ケツ)、貸してくれへんか?」と私に言うのです。

 

 私の態度や、喋り方から、私がゲイだと彼は見抜いたのでしょうか?

私はノンケぶって、それからは彼を無視するようにしました。

その後、彼とは会わなくなりましたが鶴橋サウナは、その後も気になっていました。

 

 実を言うと、彼に会う前から鶴橋サウナは気になる存在でした。

サウナは環状線と、近鉄電車のガード下近くで戦後の闇市のような雰囲気の地域にあり、看板は赤いネオンサイン。

そのくせ、サウナの入り口は連れ込みホテルを思わせるような、いかがわしい感じ。

何処にでも突進して行く私でも、躊躇するような入り口でした。

 

 暫くしてサウナはなくなりましたが一度、試しに行けば良かったと今でも後悔をしています。

 多分、裏社会で生きている人達(パチプロや、紋々が入った男)が集まるようなサウナで、3階の仮眠室のような部屋では男達がパンツ一丁で雑魚寝をしていたのではなかろうかと、想像をしていました。

 

 私はお尻は感じませんが、使うことは出来ます。

そのパズルを作る男に1回、ついて行けば良かったかなと、今でも後悔をしています。

そうしたら、鶴橋サウナの3階で面白い体験ができたかもしれません。

体力を持て余している男達に輪姦をされていたかもしれません????

 

 それにしても、人を誘うのに、「尻、貸してくれへんか?」は、ないでしょう。

もうちょっと上手に誘ってくれていたら、私の人生は変わっていたかもしれません。

 

 あー、馬鹿なことを考えるのはやめよう、もう日記を書く紙面もなくなって来たし。

今日一日、いったい私は何をしていたのだろう?

 

 今年は何故か、虫の声に勢いがないです。 

消え入りそうに虫の声が弱弱しいです。

虫の数が異常気象で減ったのでしょうか?

 

 明日の朝は髭を剃ってシャワーを浴びる日です。

明日も、楽しい一日になりますように。