かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

季節労働者    水曜日

 昨日の日記で、「亡き妻を偲ぶ」と書くべきところを、安易に変換して「亡き妻を忍ぶ」と書いてしまいました。

今は訂正済みですが、日記を書き終わった後しばらくしてから、「忍ぶ」で良いのかしら、人を懐かしく思うこと「しのぶ」に関しては、違う漢字にすべきではないかと考えましたが、昨夜はちょっと面倒なので訂正をしませんでした。

 

 今日の午前中、パソコンを開いて調べてみたらやっぱり、「偲ぶ」が正しかったです。

日本語って本当に複雑で困ってしまいます。

 

 これも昨日の日記に書いたNHKのドキュメント番組「北の果て一人生きる 浜下福蔵92歳」の中での話です。

昆布漁が最盛期(短い夏)には、多くの季節労働者が北の地、礼文島に集まるそうです。

 

 東北(豪雪地帯)の男性が冬の農閑期には酒造りの杜氏として、または都会に建設作業員として働きに行くこと(出稼ぎ)は知っていましたが、それ以外にも季節労働者がいることを知って驚きました。

 

 番組、「北の果て一人生きる・・・」では昆布漁で昆布の採取から、だし昆布として製品化し、梱包をし、出荷するまでの間、季節労働者を雇うようです。

季節労働者は果物の収穫とかの農繁期、各地に出向いて点々と移動して(渡り歩いて)働いているそうです。

 

 季節労働者として礼文島に来た40過ぎの女性や、ラグビーで怪我をして挫折をした経験のある若者らがインタビューに応えていましたが、彼らの純粋な生き方に私は驚きました。

 昆布漁で言えば、今年は北の果てに来たけれど、来年もまた来るという確証はありません。

季節労働者として日当の良い仕事を優先的に選ぶでしょうから。

 

 そうなると、会って別れて・・・一期一会の繰り返しです。

そういう人生を送っている純粋な彼らが愛おしくて仕方がなかったです。

 彼らは寂しがり屋かもしれないけれど、芯がしっかりしているのでしょう。

私に絶対、まねの出来ない生き方です。

 

 私は時々、失語症になったのではなかろうかと思う時があります。

例えば、リモコン、エアコン、フィルター、半導体、という言葉が特に出て来ません。

会話の中でも、日記を書いていても、です。

テレビのリモコンを手に持ち、「これは何と言ったっけ」と時々、私は考え込んでいます。

そして今は これ以上、思い出せない言葉が増えないように祈っています。

日々、老いて行くというか、不思議なことです。

 

 今日の夕刊の3面に、「マスク氏、史上最大の資産損失 ギネス認定 テスラ株下落で24兆円」の記事が載っていました。

2021年11月以降の損失額が約1820億ドル(約24兆円)に上り、それまでの記録保持者、ソフトバンク孫正義会長兼社長の586億ドルを大きく上回ったそうです。

 

 マスク氏の資産総額はピーク時には3200億ドル(約42兆円)あったそうですが23年1月時点で1380億ドルと半分以下となったそうです。

資産の額が大き過ぎて何の感慨もありませんが、有名人で資産家というだけで、くだらない発言をしないで欲しいものです。

 マスク氏も孫氏も単なるマネーゲームをしているのでしょう、悲しいかな、です。

この2人は、他人の幸せを願ったことはあるのでしょうか? 謙虚に。

 

 今日一日、私は一体、何をしたか?

なんて考えるのは止めましょう。

寝て、起きて、ご飯を食べて・・・それで良しと致しましょう。

 

明日も、光り輝く、前途洋々の一日が訪れますように、すべ他の人に。