かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

土曜日  真上が見にくい

 鏡を見たら、あまりにも髭が伸びていて見苦しいので、久しぶりに髭を剃りました。

髭を剃ったからと言っても何処に行く予定もなく今日は一日、家に居ました。

 

 今日、テレビを見ていて心が動いた番組は、2つでした。

1つは、「 Dear ニッポン 苦悩するギフテッド」で、「ギフテッドが見る世界は~東京・渋谷~」です。

 ギフテッドとは高い潜在能力(IQ130以上)持つ英才児のことで、同級生とは学力の差が大き過ぎて普通の学生生活から孤立してしまっているそうです。

 IQ が高いって良いな、と私は思っていましたが、この番組を見て普通に生まれて来て良かった、と思いました。

 

 心が動いたもう1つの番組はNHKEテレの 「心の時代の再放送  婦人科医 デニ・ムクウェブ」です。

 デニ・ムクウェブ氏はコンゴ民主共和国の婦人科医で、2018年のノーベル平和賞の受賞者です。

 コンゴでは女性の地位が低く、女性のレイプ被害は日常茶飯事。

そんな中で命がけで女性を守り、地位向上に貢献して来た人だそうです。

 ムクウェブ医師の話を聞いていると、本当に人格者だな、神様のような人だなと思いました。

 

今、読んでいる小説は、道場瞬一著の「虚報」です。

「虚報」は、大学教授の自死サイトがきっかけで集団自殺が何件か発生。

新聞記者がこの事件を追いますが、大学教授と、この集団自殺者との関係は?

 

 読んでいても面白くなくて、面白くなくて、もう読むのはやめて図書館に返しに行こうと私は思っていましたが、小説の3分の2まで読む進んだ頃にやっと、面白くなって来ました。

小説の結末がどうなるか楽しみです。 

読んで良かったと思えるのか、読んで「なんだー」とガッカリするか・・・どちらでしょうか?

 

 最近、歳のせいで、天井が見にくいです。

毎晩、寝る前に LED の灯りを常夜灯(小さい灯り)にするのですが、ちゃんと灯りが点いたかどうか確認するのに苦労しています。

つまり、首が硬くなっていて、真上が見えないのです。

 

 昔、テレビで若い看護師や、介護士の見習が、年寄りや妊婦の身体のありようを経験する為に体に重りを付けたり、ゴーグルを付けていた番組がありました。

 今、私は自分の身をもって、自分の体の衰えを経験しています。

それだけ長く生きて来たと言うことです、凄いですね。

 

 私は頑張って、まだまだ長生きをしたいと思っています。

明日も、こころ踊る楽しい一日が訪れますように。