かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

日曜日

 今日の朝刊の1面の「地球を読む」に、東大名誉教授の北岡伸一氏の寄稿が載っていました。
題は、「侵略と国際秩序 第2次大戦後の安定 例外」

 北岡氏の寄稿文は1面から2面に続き、次のように書かれていました。

台湾が中国の不可分の一部であるという中国の主張に、必ずしも歴史的な根拠はない。かつて清国は台湾を統治していたが、その範囲は西岸の一部に留まり、台湾全体を効果的に統治したことはほとんどない。

 そして、清は満州族の国であって、漢民族の国ではない。またウイグル地区も、中国の一部になったのは比較的近年である。

中国が「台湾は自分の国だ」と、主張しているけれど、中国は過去に台湾全体を治めたことはないそうです。

 

 第2次世界大戦が終わって中華人民共和国が誕生する前、毛沢東蒋介石が国の統治をめぐってもめ、蒋介石が台湾(島)に逃げ、新しい独立国が出来た・・・と、私は思っていました。

 

 結論としては、台湾は清国のものでもなく、ましてや戦後に出来た中華人民共和国のものでもない・・ということらしいです。

「台湾は自分の国の領土だ」と、中国が勝手に言い続けているだけのようです。

間違った歴史でも、言い続けていたら真実かのように?・・・言ったもん勝ちなのでしょうか?

私は北岡氏の文を読んで、複雑な気持ちになりました。

  

 今日の大阪は天気が良く、爽やかな一日でした。
空気が澄んで寒くもなく暑くもなく、の一日でした。

 国という枠を外して、世界中の人が利害を超えて交流出来たら良いですね。
明日も、希望に満ちた一日になりますように。