昨日の夕刊の10面に「『降り注ぐ紫』 野田藤 見頃」という見出しで、藤の花の写真が載っていました。
江戸時代の童歌では「吉野の桜、野田の藤、高尾の紅葉」と、唄われていたそうです。
吉野の桜の吉野は奈良。 高尾の紅葉の高尾は京都。
野田とは一体、何処の野田だ?と、思っていたら大阪市福島区の野田だそうです。
大阪市内に60年以上住み、福島区に8、9年、住んでいましたが「野田の藤」が有名だなんて初めて知りました。
そこで今日、どのくらい野田の藤が綺麗か見に行って来くことにしました。
地下鉄に乗り、大国町となんばで乗り換え、千日前線に乗り玉川で降り、藤の花が咲いているという下福島公園に行って来ました。
下福島公園は、堂島川を挟んで大阪国際会議場の北西に位置する所です。
公園に行ったのは、ちょうどお昼休みの頃。
読売新聞に載ったせいか、お婆さんや、カメラを持ったお爺さんが多かったです。
私のようなお一人様もそこそこいました。
でも、藤の花を見てガッカリ。
どう見ても見事な藤の花、藤棚とは言えないものでした。
藤棚でも、見栄えの良さそうな花の写真を撮りました。
この公園だけで良し悪しを判断をしてはいけないと、他の藤の花も見に行くことにしました。
公園から野田阪神の方まで歩き、福島消防署、福島警察、福島区役所と行きましたが、 どこの花も貧相でした。 ガッカリ。
今はさびれて見る影もない、昔で言う大開商店街を歩いていたら、某店の前に珍しい花を見つけました。
店のおばさんが中から出て来たので聞いてみました。
「済みません。これ、桜ですか?」と。
すると、「そうです。ギョイコウと言う桜だそうです」とのこと。
家に帰ってからインターネットで調べてみたら、「御衣黄桜」と書き、非常に珍しい桜だそうです。
今日は福島区を歩き回り10,250歩、歩いたけれど、藤の花はハズレでしたが、御衣黄桜を見ることが出来て、凄くラッキーでした。
写真でも分かりますが、しっとりと憂いのある花びらで美しかったです。
家に帰って来たのは午後2時で、3時間の旅でした。
ヘトヘトになったけれど、楽しい時間でした。
明日も、何かとの出会いがあると良いのですが。
明日も、素晴らしい一日になりますように。