かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

木曜日  魂が震えるほどの幸福

 昨日、生存確認の電話をくれたAさんが、自分の部屋(2階建ての2階)の冷房の仕方について話してくれました。

 

 食事や入浴以外の時は常時2階で過ごしているAさんは、エアコンを28度に設定してONにし、何時も窓の両端を10cmくらい開け、部屋の入口のドアは全開にしているそうです。

部屋の換気の為なので雨が吹き込む時以外、窓やドアは開けっ放しだそうです。

 

 そして午前3時頃(寝る頃)は、1時間のお休みタイマーにして寝るそうです。

私は話を聞いていて、「へ~」と、思いました。

それにしても、人ひとそれぞれ、色々のやり方があるものだと、私は感心しました。

 

 プロ野球阪神ですが今(9日の時点で)、貯金が20もあるそうです。

岡田監督がベンチでポツンと一人、しょぼくれている姿を見ると、何だか私も悲しくなります。

その代わり、試合に勝って監督がニコッと笑ったら、私も良かったなと思っています。

 

 私は特に阪神ファンではないのですが、岡田監督が気なっています。

多分、監督は純粋な人なんでしょうね。

 

 今日の昼、家の近くの業務スーパーに行き、私は衝撃を受けました。

私が何時も安いと思い、何時も買っていたものが全て値上がりしていました。

 

 私は何時も思っていました。

「ロシアでも物価が上げって国民は生活に困っていないのだろうか。そして、何故プーチンの支持率が高止まりしているのだろうか?」と。

 

 昨日の昼のテレビのワイドショーで説明していました。

ロシアでは石油を始めガソリン代や、光熱費や、食料などの値段は国のお金で押さえられているので、国民の負担は少ないと。

だからプーチンの支持者が減らないのだと。

 

 徴兵を逃れるために国外に脱出する優秀な若者が多く労働者不足のロシアで、国民の生活費を押さえ続けるにも限度があることでしょう。

それとは逆に日本の場合は、もうちょっと国民の生活のことを考えて欲しいものです。

 

 今日、暑い暑い最中、私は伊坂幸太郎著の「ペッパーズ・ゴースト」を、やっと、やっと、読み終えました。

読むと云うこと自体はまるで、拷問のようでした、ある意味、難解で。

 小説の題名の、「ペッパーズ・ゴースト」自体、どう云う意味なのか判りません。

 

 著者が書いた後書きを読むと、ニーチェの「ツァラトゥストラ」を読んでくれと、書いてありました。

 著者自身、学生の頃に読み、今回、読み返してみても、「分かるような 分からないような感想だ」そうです。

 

 でも何故、著者が「ペッパーズ・ゴースト」をここまで推すかと云えばひとえに、

人生で魂が震えるほどの幸福があったなら、それだけで、そのために、永遠の人生が必要だったんだと感じることが出来る・・・のようです。 

「ペッパーズ・ゴースト」P377、後ろから7行目から引用。

 

 ここで言う、「魂が震えるほどの幸福」って、一体、何でしょう。

人間、産まれてから、命尽きるまでの人生に値するほどの幸福とは。

そして、「永遠回帰 又は永劫回帰」となんでしょう。

以上のことが、この本の土台、表現したかったことのようです。

 

 私が居間としている部屋の室温が今日、34.7度を記録しました。

もう、私は何も云うことがないです、なるようになれ・・です。

そうです、従いましょう、大自然は偉大なものです、人智を超えたものです。

 

 明日も又、今までになかった新しい一日が始まります。

過去にあった日と同じ日は、決して来ないのです。

だから私達も、しなやかに、したたかに、しずかに、明日という日を迎えましょう。

前向きに。