かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

水曜日  白菜のお漬物のおすそ分け

2月14日の「かけふ日記」に書いたことの後日談です。

日記には、たまたま同じエレベーターに乗り合わせたお婆さんがシルバーカーに白菜を山積みに積み、且つ、ひと箱分の八朔(はっさく・柑橘類)を積んでいました。

「『冬場は毎年、白菜の塩漬けをしているのよ、美味しいから。あー、そうそう』とお婆さんは言い、買ったばかりの八朔を2個、私にくれました」と、日記に書きました。

 

2月も下旬になった頃、私の家に遊びに来ていたAさんが言いました。

団地の一室のベランダに白菜が沢山、干してあったよ」と。

「ベランダの手すりの下は内側に斜めになっているよ、落ちないのかな?」と疑問をていすると、後日、スマホで写真を撮って送ってくれました。

              

写真を見て不思議、何で白菜を危なっかしい方法で干しているのだろう?

 

でも、この白菜の話以外に、その時、もらった八朔ですが、いざ食べてみようとした時、はたと気が付きました、「自分は八朔を食べたことがない。たぶん初めてだと」

 

最初は夏ミカンの様に厚い厚い皮を剥き、中の袋に切り目を入れ、房を裏返しにして実を食べれば良いのだろうと思っていましたが、いざ食べ出して見ると大変。

テーブルの上は汁だらけになり、無数にある種は散らばり無残な食べ方に。

流石に2個目は上手に食べましたが、八朔はもう、コリゴリと云った感じでした。

 

そして今日のことです。

昼食の準備を台所でしていた正午頃、誰かがスチールドアを叩きました。

「ちょっと待って下さい」と言いドアを開けると、ドアの前に立っていたのはこの間、八朔をくれたお婆さん。

 

今日、よくよくお婆さんを見ると、お婆さんは小柄で可愛く上品な人でした。

お婆さんは自分の名前を言い、右手に持っていた小さなプラ袋を差し出しました。

「これ、私が漬けた白菜の漬物。食べる分だけ細かく切った後、軽く水洗いをして

鰹節と醤油を掛けて食べて。美味しいから」と4、5回分の漬物をくれました。

 

「わー、ありがとう。感謝です」と謝意を表し、ありがたく頂きました。

最近、どうしたことでしょう? また頂き物をしてしまいました。

漬物が私の口に合うか、合わないかは別にして私は嬉しかったです。

 

今日は、雨が降ったり止んだりの一日でした。

昨日、干した洗濯物は完璧には乾いていませんが、部屋干しを続けたままです。

天気の回復は・・気長に待ちましょう。

 

明日も、おだやかな心で過ごせる素晴らしい一日が訪れますように。

 

旧かけふ日記 (hatenadiary.jp)