かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

水曜日  心のふれあい

今日は小さなことですが色々のことがありました。

私の心も・・ほろりと揺れました。

 

今日の朝刊にライフのバーゲンチラシが入っていたので買いに行きました。

私が団地の部屋から廊下に出てカギを掛けている時、奥の方の部屋の人が折り畳み自転車を押しながら来ました。

エレベーターに乗る為に。

 

私が3基あるエレベーターの様子を見て、「まだ来ません。ゆっくり来て下さい」と、彼に伝えました。

 

彼がエレベーターホールに来た時、「お宅のお名前は何と言うのですか?」と聞くと、彼は、「Fだ」とのこと。

Fさんは小柄で、前に私に言ったことがあります、「自分は椎間板ヘルニアで腰が悪い」と、そして「70歳だ」と。

そして、「俺はアホやから」と。

 

彼が何故、親しくもない私にアホだと卑下するのか、不思議に思いましたが彼に対して好感は持ちました。

 

彼は私が4月から1年、団地の自治会の班長(持ち回り)をすることを知っていると共に今回、入院をしていたことも知っているので、「頑張りやー」と応援をしてくれました。

正直言って、私はマジで嬉しかったです。

彼はこの団地が出来た当時から住み始めて今年で47年になるベテランだそうです。

昔の大阪の人の好さ(よさ)、と言うか、温かみのあるFさんでした。

 

買い物から帰って来て、1階のエレベーターホールでお婆さんと出会いました。

彼女は、買った物を山盛りに積んだシルバーカー(高齢者用手押し車)を押していて、

一緒のエレベーターに乗り込みました。

「何階ですか?」と聞くと、私と同じ3階とのこと。

 

お婆さんが言いました、「これから白菜を漬けるんですよ。いっぱい」と。

それから、「これ、箱ごと買ったので上げます」と言って、ハッサクを2個、くれました。

 

私はお婆さんの名前を知らないけれど、お婆さんは私の名前を知っていました。

この団地に越して来て約5年と半年になりますが今回が初めてです、お婆さんと口をきいたのは。

そして、この団地の人に優しく接してもらえたのは・・・

 

私はちょっぴりセンチになりました。

 

今日は長々と日記を書かないで、私のしんみりした気持ちを書くことにしました。

明日も、素晴らしい一日が訪れますように。