私がクリニックに行く時は、Aちゃんが車で連れて行ってくれます。
待ち合わせ場所に行ったら雀が私の頭の上を、勢いよく、そしてなぜか踏ん張って飛んで行きました。
見たわけではないですが、その場の空気で。
人間の感て凄いですね、なぜか私はその時 心の中で、「あっ、やられた」と思ったのです。
そうです案の定、雀にウンチを掛けられました、ズボンの左足の裾に。
「あ~ぁ、これって運が付いて良いことなのかな?」などと思いつつ、ズボンの後ろ左ポケットからテッシュを出して拭きました。
後から来たAちゃんの車を見ると、助手席の後ろの窓ガラスが盛大に鳥のウンチで汚れていました。
Aちゃんの車も鳥のウンチにやられるとは、今日は不思議な日だなと思いました。
クリニックは雨が降ると暇ですが今日は天気が良いのに暇でした。
調剤薬局も暇でした。
医者が暇って良いことです。
クリニックの帰りにスーパーKに行き、安い弁当と菓子パンを買って帰りました。
午後になってAちゃんも私も、なぜかトンチンカンなことばかり繰り返していました。
Aちゃんはチグハグナことの繰り返し、私はなぜかイライラのしっ放し。
鳥のウンチのせいでしょうか?
今日の夕刊の4面、「穂村弘の蛸足ノート」の題は「大人に教えられたこと」でした。
穂村氏が云には、まともなことは何も覚えていないが、どうでも良いことは覚えているとの書き出しでした。
その一は、学芸会の練習の時に先生が言ったそうです。
「拍手は左右の手をちょっとだけずらして打ちましょう」と。
先生が言った通り手ずらして打たら、なんだか大人になった気がしたそうです。
その二は、お父さんが言った、「ドイツの主食はじゃが芋である」だそうです。
大人になってネットで検索してみたら、大いなる間違いでもないので「ドイツの主食はじゃが芋」説は不問にふしたそうです。
その三は、小学校の卒業式で担任の先生から送られた言葉、「人生は妥協の産物だ」だそうです。
他の先生達は明るい未来を語ったであろのに、担任の先生の言葉だけを覚えているそうです。
穂村氏の文章を読んで、同感、同感と納得しました。
今すぐに「何か」と言われても、何も思い出さないけれど現実ってそんなものです。
Aちゃんは食べるのが凄く早いです。
そして、かなりの量を一気に食べてしまいます。
息子さんに言われているそうです、「お父さん、ようさん食うな」と。
「そんなのを、『かつれごみたい』と言うんだよ」と私が言ったら、「そんな言葉、知らない」とAちゃん。
そこで「かつれご」をネットで調べてみたら、私が言いたかった「かつれご」に相当するものは見当たりませんでした。
私が言いたかった意味は、「餓えた児のようにガツガツ食べる」だったのですが。
今日も終わりました。
今日は本当に、トンチンカンな一日で、私はカリカリしてしまいました。
明日は、こころ静かな一日になりますように。