かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

月曜日  命の重さ

 今日は団地に廃品回収業者(買い取って自治会に代金を払ってくれる業者)が来る日なので住民が各階のエレベーターホールに、古新聞や、段ボールや、アルミ缶などを出す日でした。

 

 私が午前6時半、古新聞を持って行くと、同じ階の同じ西棟のメガネを掛けた女性とかち合いました。

女性は初めて見る顔で「おはようございます」と、私がハキハキ挨拶をすると、彼女は「ムニャムニャ」と、小さな声で何か言っていました。

 

 最初は良い年をして挨拶も出来ないのかと、ちょっとイラ付きました。

でも、暫くして思い返してみると、彼女が自閉症だったり、発達障害だったり、引き籠りだったら知らない人との挨拶は無理だろうなと、気が付きました。

 

 何か事が起こった時、ストレートに腹を立てたりしないで冷静に状況を判断しなくてはいけないなと、自分で反省をしました。

 

 関東在住のふーさんからメールが来たので転載します。

ここから、ふーさんのメールです。

 

こんにちは

私は今、というか2年前から毎日午後から最終電車まで知人宅に行って預かってもらってる今年20歳の猫の介護に行っています。

この話は一旦書きましたが、内容がハードすぎて消しました。

 

せっかく知り合った猫ちゃんなので最後まで可愛がって最善を尽くします。

 

うちにいる子は今年で10歳。

新しい種類の餌を見せると飛びついて来ますw

            

この子よりは長生きして最後を看取ってあげたいと思っています。

そのためには自分の健康を注意しなくてはと思う日々です。

 

 以上がふーさんからのメールでした。

 

 今から20年以上前の話です。

私の知人の知人(ノーマル・タクシーの運転手・仮にAさん)の家(賃貸の文化住宅・二間)での飲み会があり、知人と飲みに行きました。

 

 Aさんには愛人(韓国女性)が居てセックスをしに時々、来るくらいでAさん自身は一人暮らしでした。

 

 彼の家には足腰がやっと立つ老衰しきったガリガリに痩せた老犬が、玄関の板の所で寝かされていました。

トイレに行くのもヨタヨタで、見ていたら可哀そうで涙が出そうでした。

 

 もし私だったら、お金を出して動物病院で安楽死を頼むだろうなという状態。

でも、彼は見るだけでも辛い老犬を可愛がっていました。

 

 それから何日か後に知人から、「犬が死んだらしいよ」と聞いた時は、その老犬に対しては「ご苦労さんでした」と、心の中で手を合わせました。

 

 私がまだ幼い頃は田舎で、犬を飼っていました。

でも、それぞれの犬は死期が近付くと自ら死に場所を求めて居なくなっていました。

都会では、そうも行きませんが。

 人間にしても動物にしても尊厳死って、頭が下がり心が引き締まる気がします。

 

 済みません、ふーさんのメールに添付されていた写真は少しピンボケでしたが折角なので載せました。

 

 昨日の読売新聞の記事、「あれから」には、日本初の生体肝移植の特集記事が載っていました。

1989年に行われた世界で4例目となる手術の話です。

→ 1歳児に父親の肝臓を、日本初の生体肝移植…「自分が逃げたら当分ない」15時間半かけ使命の執刀 (msn.com)

読んでいたら涙がポロポロ、あふれて来ました。

良かったら読んでみて下さい。

 

 台風7号が明日、大阪を縦断しそうです。

水曜日には日本海に抜ける模様ですが、大きな被害が出ないことを切に祈りたいです。

 

明日も、皆が希望を抱ける素晴らしい一日が訪れますように。