かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

日曜日  少子高齢化の縮図

今日は日曜日、団地の広場で子供達が黄色い声を上げて走り回っています。

小学生以上の子はサッカーをしたり、縄跳びなどをして遊んでいるけれど、就学前の子供達は奇声を上げてただ、お互いに追いっかけっこをしているだけです。

運動が苦手な私は、この子達は走リ回っているだけで楽しいのだろうなと推察。

体力を持て余している子供達がうらやましく思いました。

 

これは昨日の話です。

団地の3階西棟の今年の自治会の班長(おばさん)が、「自治会と婦人会のことで話があるので今直ぐ集まって下さい」との緊急招集。

 

3階西棟(戸数は12戸で空室なし)で集まったのは女6人と、男3人(私以外はスエット上下とパジャマ姿でサンダル履き)。

去年と今年の班長の女性2人が、椅子に座った7人の前に立って話しを始めました。

ちょっとヒステリックに。

 

「最近 みんなが歳をとったせいか、自治会の班長や、婦人会の役員を断る人が多くて、このままでは3階西棟の世話(集金など)をする人がいなくなります」との問題提起。

 

団地の郵便受けがある玄関(エントランスホール)を見る限り団地には若い人、中年の人、壮年の人、早い話が老若男女が住んでいるのに、何故か3階西棟は年寄りの男女のみ(私を含めて)です。

団地自体は東棟と西棟が連結していて、1フロアーに24戸で14階まであります。

空き部屋も相当数あり、外人も多数、住んでいます。

 

「3階西棟の住人で元気な人は誰もいない」と言っても過言ではありません。

80才をとうに超えて椅子付きのショッピングカーで身体を支えなが買い物に行くようはお婆さんがほとんど。

 

来年、班長をしなくてはいけない私にしても、「出来たら班長を辞退したい」と内心は思っています。

 

団地の掃除を有料のシルバー人材派遣センターに頼んでいるように皆で金を出し合って自治会費の集金人を頼もう」と言う意見もあったけれど、最終的には皆で助け合って順繰りに班長(雑用)をして行こうと云う結論になりました。

 

この集まりでの成果は「皆、大変なのは同じだから助け合ってやっていこう」と言う団結心を深めたことのみ。

まるで少子高齢化が進む日本の縮図のような3階西棟の現状に、私はブルーな気持ちになりました。

でも、どんまい、どんまいと、自分の心を収めました。

 

今日も一日が無事に終わりました。

 

明日も平和と豊穣の波が世界中をおおいますように。