かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

トラック用ゴムベルト  月曜日

 大阪の今日の最高気温は31度との予報でした。

今日は一日中、天気が良く、最高気温が30度を越えたとしても、しのぎやすい一日でした。

今日は2度、買い物に行きましたが綿の長ズボンを穿いて行きました。

 

 家から外に出たら、歩きながらキョロキョロ、周りを見ながら歩いています。

綺麗な花は咲いていないか、何処かにめずらしいものはないか、などと思いながらです。

 業務スーパーに向かって歩いている時、彼岸花の蕾が、わずかですが群生している所があったので写真に納めました。

       

 彼岸花の背景ですが、山か何かのように見えますが、団地の築山です。

彼岸花が咲いた時、シュッ、シュッと糸のように伸びたのが雌しべや雄しべだそうです。  彼岸花の構造 の サイト

 

 昼からはライフに行きました。

スーパーからの帰りにキョロキョロ、していて下を見たら紙が落ちていました。

字を読んでみると「トラックシート用ゴムバンド」と印刷してあり、コーナンで売っていたゴムバンドの包装紙でした。

私はある理由からゴム・・生ゴムに異常な反応を示します。 恥ずかしい話ですが。

 

 何故か?

私がゲイの世界で初めて知り合った男に、最初に連れて行かれたゲイスナックがSMの店だったのです。

名前は新世界にあった「橋」です。

ここで私は色んな経験をしました。

普通のゲイスナックでは経験できない隠微な世界で面白かったです。

スナックの2階がプレールームになっていて、お風呂もありました。

 そこで遊んでいて私が思ったことは、「縄師」になりたいということでした。

「縄師」とはSMのSで、相手を縛る方です。

 

 SMと聞くと皆さんは、鞭で叩いたりなどのハードなことを想像されるでしょうが、実際の日本のSMは、SMもどきで、ままごとみたいなことをしていています。

外国のSMは本格的で、死ぬこともあるようです。

 

 自分のタイプの男を縛ってヒーヒー言わせる、相手が抵抗を出来ないように縛って私の好き放題するって最高の喜びでした。

Sは、わがままなMに奉仕をするばかりで面白くないと言う人もいますが、Sは面白いです。

 

 でも、後で40年近く同棲をした岡ちゃんと出会ってからは、「縄師」になることをあきらめました。

岡ちゃんとのセックスは刺激のないものでしたが、一緒に生きて行こうと、そう決めたからです。

 

 というような訳で、縄=ゴムと、私にとっては同類で、刺激的なものです。

今でも。

だから、「生ゴム」と、聞いたら昔の記憶がよみがえってくるのです。

「三つ子の魂百まで」と言いますが、「本性は変えられない」と言うことです。

 

 SMは向き不向きがあるので、いくら説明をしても普通のゲイの人には判らないと思います。

 

 そして今、私が住んでいる住之江区には配送センターなどがいっぱいあり大型トラックがビュンビュン走っています。

だから時々、切れた黒いゴムバンドというか、ゴムベルトが落ちています。

私は、それを嬉々として拾って帰っています。

 

 面白いですね、いったん付いた性癖は、そう簡単には抜けないようです。

 

 今日も日が暮れてしまいました。

明日も、こころ踊るような楽しい一日になりますように。