かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

お節料理がバラ寿司に変身  月曜日

 今日、朝食を食べ終わった後、シャワーを浴びました。

初風呂とでも言いましょうか。

その後、着ていたものを全て洗濯をし、干しました。

 

 洗濯をしながら、そして雑事をしながら、箱根駅伝を見ました。

1区を関東学生連合の新田が飛び出し、一時は2位以下を1分以上引き離して独走状態でした。

でも、最後は追いつかれ3位になってしまいました。

ちょっと、あっけなかったです。

 

 用事をしながらの駅伝の観戦でしたがCMの多さには辟易。

歩道で応援をしている人の中には、アニメ「千と千尋の神隠し」に登場するカオナシの扮装をしている人も一瞬、映像に映っていました。

 また、何時ものように選手を追うカメラに映ろうと、歩道で一緒に走り 手を振る目立ちたがり屋もいました。

 自分の馬鹿さ加減がテレビに映るのに、恥ずかしくはないのでしょうか?

見ていて、いつも不思議に思っています。

 

 洗濯を干し終わって、予定していた今日の仕事は終わり、後は読書。

中学を出て集団就職で東京の古書店に勤め、その後独立。

古書店を営みながらの本を書き始め、各賞を受賞して成功を収めた出久根達郎氏。

 

 彼のエッセイ集「隅っこの四季」を読み始めて、最初は感動をしていました。

でも今は、ちょっと飽きが来てしまいました。

 貧しかった実家や子供の頃の話、頂き物の話、震災の話など善人らしき話の連続。

それらの話を数話程度、読むのだったら良いけれど52話も読んだら、ちょっと嫌になってしまいました。

本に載っているのは69話。

 彼の場合、色んな人との出会いや、出来事を本に書けば、全て金になるのです。

これは、確実に私のひがみ根性ですが、ちょっと嫌になってしまいました。

 

 藤沢周平の時代小説「春秋の檻」も、やっと半ばまで読み進みました。

獄医立花登は剣術使いですが、書いてありました。

峰打ちの場合の首の急所を「村雨」と言い、みぞおちのことを「水月」と言うそうです。

 

 テレビを見ていて、何時も感心することは、俳優や、ナレーターや、声優が淀みなくセリフを言うことです。 

小説の中で出て来ました、「もうじき、出てめえりますぜ」のいうセリフが。

 私は多分、舌が普通の人より短いので絶対、このセリフは上手く言えません。

何度も言ってみるのですが上手く言えないので、一人で笑ってしまいました。

面白いですね、人間各自の得手不得手って。

 

 姉からもらった、おせち料理ですが品数と量があまりにも多いので、今は一所懸命に食べています。

今日は、紅白の蒲鉾、伊達巻、椎茸、蓮根、竹の子、コンニャク、人参、高野豆腐などなどを小さく刻んでバラ寿司にしました。

 今日の昼は、味噌汁とバラ寿司でしたが、夜はハンバーグとバラ寿司です。

食べ物がなくても困るけれど、有っても困る、人間って贅沢だなと今日はつくづく思いました。

 

 今日も色々のことを考えながら一日を過ごしました。

未熟者で能がない私ですが、ないなりにも人生を頑張って、楽しんで生きています。

明日も、素晴らしい一日になりますように。