かけふ日記

70代ゲイが世界の片隅で吠える

土曜日  水と油の夫婦

昨日からベランダに干しっぱなしだった洗濯物も、寝て起きて見れば夜露で湿気て物干し竿にダラリと垂れ下がったまんま。

今日も朝から曇天。

私がライフに買い物に行く昼頃からやっと薄日が漏れ始め、人心地

まるで子供の頃に過ごした山陰地方(日本海側)の冬の天気のようでした。

 

午後、2時過ぎ、昨日の日記に書いた甘党のAさんが遊びに来てくれました。

例の如く・・・甘い物をいっぱい持って。

 

Aさんが小さな腰掛に座ると同時に、Aさんと私の喋くりまわしたいと云う意欲が炸裂。

私が、「Aさんは何故、床に座れないの?」と聞いたら、「体が生まれつき硬いから」との返事。

 

Aさんが椅子から畳に移り座って見せてくれました。

正座が出来ない、あぐらがかけない・・膝関節が硬いから。

立って手を床に延ばすと、腰が直角以上曲がらなく、膝までしか指先が届いていない。

だから柔軟体操なんてもってのほか。

身体の硬いのは、家族の中ではAさんのみだとか。

 

長年共に一緒に生きて来た奥さんと、Aさんは共に実家は農家。

奥さんは土地持ちの豪農で、奥さんはお金持ち。家は奥さん名義。

その点、Aさんは貧農(?)・・・

 

家の庭に底の深いプランタンを置き、昨年はゴーヤの苗を6本、植えたと云う。

買って来たゴーヤの苗とは売れ残って捨てられる寸前のタダ同然のヨレヨレの苗。

それをプランタンで立派(?)に育て上げたのがお金をいっぱい持っている奥さんの自慢。

無駄な金は使わないとの奥さんの心意気。

確か昨年は全部で60個くらいゴーヤがなり、毎日、ゴーヤを食べていたそうです。

 

大きなプランタンとはいえ、所詮は植木鉢。

「たまには水やりや、草抜きをしてよ」と奥さんは言うらしい。

でも、抜くほどの雑草が生えているのを見たことがないAさん。

 

Aさんは甘いもの大好きで、我が家に来た時はストレスでやけ食いをしているのかと思いきや、家の自分の部屋には常時、甘い物の買い置きがあるとのこと。

例えば、菓子パンの2つ、3つは。

 

安いスイーツばかり食べているAさんを見て奥さんが言うらしい。

「私だったら高級なスイーツを少しだけ食べる方が良いわ」と、いかにもAさんが貧乏くさい男だと言わんばかりに。

 

今日はAさんと私、3時間くらい喋りっぱなし。

まだまだ書きたいことは山ほどあるけれど、今日はこのへんで終わり。

今夜のAさん家は鶏鍋だそうです。

 

でも今日、2人で話していて、私が明るい話題で楽しい会話にしようと思っていると、Aさんがほとんど暗い話に流れを変えてしまうので困ってしまいました。

 

でも、凄く、凄く、楽しいひと時で、Aさんが「また、来月にね」と言い、私が

「桜が咲く頃にね」と私は言い、手を振り合って別れました。

 

私と別れた後、北海道物産展でチーズケーキを買い、奥さんへの土産としたそうです。

なんか、かんか、言いながら多分、夫婦仲は良いのかも。

 

今日の朝刊の1面に「ナワリヌイ氏 死亡 反プーチン運動 収監中」の記事。

ナワリヌイ氏に私は聞きたい、「貴方はそれで、本望か?」と。

 

これから(午後8時から)自治会の会議が集会所で始まります。

私にとっては少し苦ですが、頑張って参加して来ます。

 

明日も、楽しい一日が訪れますように。